怒りは「悪いもの」じゃない
「怒りを感じたこと、ありますか?」
研修でこう聞くと、全員が手を挙げます。当然ですよね。怒りは人間なら誰でも持っている感情です。
問題は、怒りを感じることじゃない。怒りに任せて行動してしまうことです。
ハラスメントの多くは、「感情のコントロールができなかった瞬間」に起きています。意図的にいじめようとしているケースより、カッとなって言ってしまった、やってしまった、というケースの方がずっと多い。
「あのとき、なんであんなことを言ってしまったんだろう。」そういう後悔を、管理職の方からよく聞きます。感情を「悪者」にするんじゃなくて、うまく付き合う技術を身につけることが大事なんです。
アンガーマネジメントとは何か
アンガーマネジメントは、怒りを「消す」技術じゃないんです。怒りを「感じたまま、選んで行動する」技術です。
怒りを感じたとき、6秒待つ。その間に「本当に言うべきか」「どう言えばいいか」を考える。それだけで、発する言葉がずいぶん変わります。
6秒というのは、脳が最初の衝動から冷静さを取り戻すのに必要な時間だと言われています。その短い間に、「言ってしまう」か「選んで言う」かが分かれる。
研修でこのことをお伝えすると、「あの場面でこれを知っていたら、違ったかもしれない」という声が出てきます。たった6秒。でも、その6秒が職場の空気を変えます。
感情を扱える職場が、ハラスメントを防ぐ
感情を扱える職場では、管理職が感情的にならずに指導できます。それがハラスメントの予防につながる。さらに、「ここは安心して話せる場所だ」という心理的安全性の醸成にもなる。
感情を「なかったことにする」のではなく、うまく扱えるようになること。それが、職場全体を変えていきます。
「最近、感情的になってしまうことが多い」と感じている方、ぜひ一度お話しましょう。
職場のことで、何かひとつでも「あるある」と思うことがあったら、ぜひ一度お話しましょう。
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