ブルーム社会保険労務士事務所 インスタグラム

「誰も発言しない会議」、その沈黙の意味

「会議で、誰も発言しない。」

そういう場面に出くわしたとき、リーダーの方はどう感じますか?

「うちの社員は消極的だな」と思う前に、少し立ち止まってみてほしいことがあります。

社員が黙っているのは、無関心だからじゃないことが多い。「言っても変わらない」「否定されそう」「空気を読んで黙っておこう」。そういう気持ちが積み重なって、あの静けさが生まれているんです。

その沈黙は、社員の問題じゃなくて、職場の空気の問題かもしれない。私はそう思っています。

心理的安全性が低い職場の特徴

心理的安全性が低い職場って、わかりやすく「怒鳴る上司がいる」職場だけじゃないんですよね。ごく普通に、ていねいに仕事をしている職場でも、知らず知らずのうちに「言えない空気」ができていることがある。

よく見られるのは、こんな場面です。

上司の機嫌を読みながら、発言のタイミングをはかっている。ミスしたとき、まず「謝ること」より「言い訳を考えること」が先になっている。「相談したら迷惑をかけそう」で、ひとりで抱えてしまう。何かおかしいと気づいていても、「自分が言う必要はないか」と流してしまう。

どれも、「ここは安心して話せる場所じゃない」というサインです。こういうことが日常的に起きている職場は、少しずつ、確実に弱くなっていきます。

変えるために、特別なことはいらない

じゃあ、どこから変えるのか。

難しいことは、要りません。私が研修でいつもお伝えするのは、「特別なことをしなくていい」ということです。

部下が意見を言ったとき、まず否定しない。ミスが起きたとき、責める前に「どうしようか」と一緒に考える。「最近どう?」と声をかける。それだけで、場の空気はじわじわ変わっていきます。

大事なのは、継続です。一度やっただけでは変わらない。でも、続けていると、ある日「あ、最近発言が増えたな」と気づく瞬間が来ます。

心理的安全性を高めることは「甘やかし」じゃない

心理的安全性を高めることは、「社員を甘やかすこと」じゃありません。「この人には話せる」という信頼を、日々の小さなやりとりで積み上げていくことです。

その積み重ねが、人が育つ職場、人が辞めない職場につながっていく。そう信じて、私は今日も研修の場に立っています。

あなたの職場の沈黙に、もし心当たりがあったら、ぜひ一度話しましょう。

 

職場のことで、何かひとつでも「あるある」と思うことがあったら、ぜひ一度お話しましょう。

研修やサポートについて、お気軽にご相談ください。

▶ お問い合わせはこちら